Canvas X 共通の特長
ドローと画像の融合
統合型イラストレーションプラットフォームで構成されたCanvas Xは、ベクターグラフィックスとラスターイメージの両方を同じドキュメント上で処理することを可能とします。これにより、Canvas Xに搭載された多くの優れたグラフィック効果をドローと画像の両方に適用できます。
業界標準規格で作業
既存の業界および政府標準に完全に準拠する規格でオブジェクトの計測を行いドキュメント上に表示することができます。[標準IEEE浮動小数点標準]、[ANSI US製品および業界標準]、[DIN(Deutsches InstitutfurNormung / German Institute for Standardization)の国際的に採用されている標準]、[JIS(日本産業規格)]
描画における高精密性
Canvas Xは、0.035ミクロンの精度を提供することで工学系および科学系ユーザーからのニーズに対応しています。同時に詳細な座標位置へ、ベクターオブジェクトを描画することを可能とします。 幾何データからイラストを作成し、グリッドとガイドを使用してオブジェクトを配置し、オブジェクトの数値位置を調整することで絶対的な精度を実現します。
正確な図面寸法計測
直線、チェーン、およびベースラインの寸法ツールを使用して、水平、垂直、斜め、および垂直の距離を簡単に特定できます。描画、直径、半径、角度、面積、周囲の測定、また既存のイラストへそれら寸法を追加、円弧と楕円の中心のマークと言ったサイズ描画の正確な制御を行いながら寸法情報を表示できます。
優れたアノテーション機能
アノテーションツールを使用して図、イラストにラベル、吹き出し、コメントを追加したり、簡単なフローチャートを作成し作業工程などの流れを明確に表現したりすることができます。 アノテーションラベルを移動すると、それを接続しているスマートラインとイラストも一緒に移動します。
広範なテキストツール
単一のアプリケーション内でドキュメント全体の作成から出版までを可能とする高度なワープロ機能およびドキュメントレイアウト機能が含まれています。 書式設定、スタイルの作成と保存、書体への効果適用、オブジェクト内へのテキストの回り込み、回り込ませたテキストとオブジェクト間の間隔を数値で調整、テキストをオブジェクトのパスへ結合など、あらゆる種類のテキスト校正ツールとアノテーションツールを利用できます。
Canvas X geoのみの特長(GIS機能)
座標へオブジェクトを配置
緯度と経度の座標に従ってオブジェクトを配置します。 2点間を測定するときの長さと前方方位角、および誤差の割合を表示します。 2点間の線を描画して選択することにより、実世界の座標で距離を測定することができます。
経緯度線網
経度の経線と緯度の緯線を表示するグリッドを作成します。 測定単位、正確な小数点レベル、経度と緯度の始点と編集点、間隔/分割、緯度と度の回転、水平オフセットと垂直オフセット、さらにはラベル形式の設定を正確に制御します。
データを可視化して見せる
GISデータを視覚化するために、詳細な塗りつぶし、ストローク、インク、およびカスタムの拡張オプションを活用することができます。 選択したプロパティまたはクエリに応じてマップオブジェクトの外観を変化させ、主題図とコロプレス地図を作成することができます。
Canvas X proのみの特長(3Dモデリング操作機能)
3Dモデリングを配置
3Dモデリングをxproドキュメント上に配置します。 CATIA、SolidWorks、AutoCAD、Inventor、Creo Parametric 等々多くの3Dプログラムで作成されたモデリングを直接配置することができます。
3Dモデリングのカメラビュー
カメラビューとしてオーソグラフィックとパースペクティブの画角をサポートしています。
3Dモデリングのエクスプロード(分解)
3Dモデリングからパーツを分解して特定の方向に移動させることができます。 この操作により、前面にあるパーツで隠れていた背面のパーツを表示/確認することができます。分解したパーツは簡単に元に戻す事ができます。
3Dモデリングの可視化
選択したパーツを可視化して表示するもしくは非表示にすると言ったコントロールができます。選択した一部のパーツはxpro 3D操作画面の境界枠ギリギリに大きく単独で表示できます。ゴースト表示モードで隠したいパーツ部分を完全に隠さずシースルーで表示することもできます。
3Dモデリングを自由自在に移動/回転
空間上で3Dモデリングのパーツを自由に移動/回転もしくはXYZ方向に方向を定めて移動/回転させると言った事が可能です。これによりあらゆる角度から設計モデリングを確認することができます。
3Dモデリングのレンダリングモード
選択したレンダリングモードにより3Dモデリングの見え方が変わってきます。xproでは7種類のモードが用意されています。また、光があたった際どのように見えるかをコントロールするライティングモードとして5種類のモードが搭載されています。
アセンブリツリー
アセンブリツリーは3Dモデリングを構成する要素を時系列で表示します。アセンブリツリーから部品やパーツを選択してハイライト表示する事ができます。アセンブリツリー内のパーツはアノテーション(注釈)機能で表示が可能です。
3Dモデリングをアノテーションレンズで拡大表示
3Dモデリングの一部を拡大表示したい場合はアノテーションレンズで簡単に表示ができます。 表示する際の枠のシェイプを予め選択することもできますし、拡大率も自由にコントロールできます。